田舎生活研究所

京都・綾部への移住・定住・起業、応援します!

暮らす

VOL.10  カフェ月星

綾部古民家×沖縄カフェ

のどかな里山の眺めに
一目眺れした

綾部の中心街から車で20分ほど。田園が多い綾部でもひときわのどかな里山が広が るのが上林(かんばやし)だ。豊かな自然が招くように、この地はIターンの移住者が多いところ。「カフェ月星」のオーナー、岡村美奈江さんもそのひとりだ。 出身は長野県だが、一時期、縁あって沖縄で暮らしていた彼女。そこでの経験が、この店誕生のきっかけとなる。

「この店の料理は、沖縄で仲良くなったおばあちゃんたちから習ったんです。特に、おばあーの作るジーマーミ豆腐がすごく美味しくて、 食べると元気になるんです!カフェを経営して、多くの人に食べてほしいと思いました」。
店舗運営の経験は全くなかった彼女だが、 自分でカフェを持ちたいという思いひとつを携え、機会を得て上林を訪問、眼前に広がる風景に、「この景色、『まんが日本昔ばなし』でみたことある!って感動しました(笑)」。そして、彼女が魅せられたのは、美しい里山の景色だけではなかった。

一番の人気メニュー「カメカメーランチ」1200円。ソーキそばやサーターアンダギーは本場の味わい。珍しいスイーツ仕立てのジーマーミ豆腐など、オリジナルメニューも一品ごと、丁寧に手作りされている。

「私がここで店をし、生活できているのは、 何よりご近所さんの支えがあってこそです。 本当に優しくしてもらってるおかげです」。
清流上林川に架かる小さな橋を渡り、田畑を縫うように続く細い坂道。その先の古民家が、昨春開業した「カフェ月星」。沖縄のソーキそばやスイーツ仕立てのジーマーミ豆腐など、 遠い南国のおばあの味が、ノスタルジーな店の空間と重なり合う。穏やかな陽が縁側に差し、沖縄民謡が「カフェ月星」を包むように流れると、どこまでもゆったりと過ごせそうな気持ちになる。


[案内人 塩見直紀]

ぼくが住んでいる中学校区に最近、パン屋さんができました。 区内には信号が3個しかないような田舎なのですが、地域の宝が新しく生まれるっていいですね。月星さんも綾部に誕生した新しい光です。縁もゆかりもない綾部に移住するにあたって、綾部市役所定住促進課の定住サポートの支援を受けたそうです。全国的にも移住支援をがんばってることで有名な綾部市。みなさんも新しい人生を始めませんか?


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