田舎生活研究所

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暮らす

VOL.8  NORICA STYLE 株式会社

綾部古民家×食養生活の伝達人

いつのまにか、筋肉が
モリモリってなってました(笑)

「これが日本の田舎です」と言わんばかりの美しい原風景が広がる綾部の奥上林。昨年ここに会社を設立したのが斎藤典加さんだ。理念とするのは、人に良い「食」の実現と継承。綾部と神戸市内に拠点を構え、「食養」をテーマにした各種講習会や料理教室、食品の製造販売、関連書籍の出版を事業としている。

古民家に隣接の加工場かで作られる黒焼き玄米茶と、まこも茶。

18年前、彼女の母親である「若杉ばあちゃん」 が田舎の家を探し始めた頃、典加さんのなかにも、ある思いが膨らんでいた。「枚方に夫と子供と住んでいた当時、『ここじゃ大根の種も蒔けないね、地震が来たらどうすんの』って母に言われたんです。なんと、その半月後に阪神大震災が起こったんです」。無農薬やら無添加やらの自然食品を、店で買うことしか子どもに教えられなくていいのか?何があっても生きていける力を身に着け、伝えるのが母親の仕事だと、典加さんは田舎への移住を決意。折しも夫の香港への単身赴任が決まり、若杉ばあちゃんと自分、3人に増えた子どもたちとの田舎ぐらしが始まった。「ずっと都会育ちだったのに、母親のDNAなのか、田舎にどんどんはまりました(笑)」。

食養の一環として行われる料理教室。若杉ばあちゃんと母娘ペアの講演会も好評だ。

ミストのように降る朝霧、稲刈り前のまっきんきんの田んぼ絨毯、ちょっと歩くと、目の前には母から教わった野草がいっばい。都会にはないワクワクする発見と、農業の面白さに魅了された。母親との共同生活を経て、近くの古民家に引っ越してもう14年になる。軸足を農業から食養の普及に移し、「昔の日本の食事」が持つ力を、多くの人に伝えている。


[案内人 塩見直紀]

福知山、舞鶴、綾部の3市在住、または移住希望の女性限定「中丹スモールビジネス起業塾」を昨年6月からおこなっています。 コーディネーター役の僕は、斉藤典加さんに講演をお願いしました。先日、講演を拝聴し、とてもインスパイアされたのですが、特に印象に残ったのは、食によって体質やこころが変わると、カフェを起業したり生き方がぐっと変わる人が多いというお話でした。 食が世界を変える! ほんとうにそうだなってぼくも感じています。


NORICASTYLE 株式会社

綾部市睦寄町山內31 TEL:0773-55-0oo2
営業時間:9時〜17時 定休日:土·日·祝
Mail:noricastyle.c@gmail.com

(ハンケイ500m 綾部田舎生活コラムより)

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